2006-05-23 第164回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
一つは、診療報酬改定において長期入院の点数を低減させて急性期を重点化する措置をとってきたほか、医療機関の機能分化、連携に資する診療報酬の設定等を行ってきたことに加え、医療計画制度の導入や医療施設の機能の体系化など、医療供給面の措置を今日まで講じてきたところでございます。
一つは、診療報酬改定において長期入院の点数を低減させて急性期を重点化する措置をとってきたほか、医療機関の機能分化、連携に資する診療報酬の設定等を行ってきたことに加え、医療計画制度の導入や医療施設の機能の体系化など、医療供給面の措置を今日まで講じてきたところでございます。
また、そういう前提の上で本当に患者さんが自由な競争の中で適切な医療機関をみずからが完全に選べるかどうか、そういったような幾つかの医療サービスと他のサービスとの違いというようなことから、先ほど保険局長からもお話がございましたように、各国においても、特にこの医療保険制度との関係において、医療供給面についての規制も必要であるということが現実問題として行われております。
まず、第一点でありますが、高齢社会を目前に控えて、医療制度各般にわたり見直しか今求められておるわけでありますけれども、これまでも医療制度については医療経済面ではさまざまな改革が進められてきたわけでありますが、医療供給面での改革については置き去りにされてきたという感がぬぐえません。 そこで、ようやくここに医療法の改正案の審議が始まることについては率直に評価をいたすわけであります。
○片上公人君 また、医療費の適正化は、これまでの狭い意味での適正化だけではなくして、医療供給面を含めた総合的な適正化が必要ではないかと思います。 そこで、高額医療機器の問題について伺いますが、高額医療機器の導入は日本が最も進んでいると聞いておりますが、その普及状況はどうなのか、またそのかかる費用、さらに諸外国では導入に対してどのような対処をしているのか伺います。
そこで、医療供給面では地域医療計画の策定が重要であるというふうに思うんですが、現在までの計画の策定状況及び今後の見通しをお伺いします。
時間がないから議論できませんが、医療供給面について、全体について改革しなければいけない。そのことは昭和六十五年にやらないといけない。六十五年にやらないと、国民健康保険の時限も切れるということでしょう。
昭和六十五年までにビジョンを決めて、保険制度とそして医療供給面についての総合的な改革をすべきであると思うが、厚生大臣の見解を聞きます。
医療供給面を考える場合には、医師や歯科医師や薬剤師の技術を尊重するという原則と一緒に、医薬品の市場の中に市場原理を入れていくことが必要ではないか。日本のように薬価基準を一万五千もつくっておるところは、大変な努力であるけれども、そのこと自体が問題をもたらしておるのではないか。フランスが五千ぐらい。これをさらに切り下げておる。
その上、都道府県ごとに必要病床数を規制することによって、医療供給面から医療費抑制を図ろうとするのが本法案の本質であります。 政府の言う医療費適正化対策とは、需要と供給の両面から、国民が安心して必要な医療を受けられる状態に著しい制限を加えるものであります。この政策方向は、到底容認できませんし、私が本法案に反対する最大の理由もここにあります。
したがって、医療施設相互の機能の連係あるいは体系的整備、また無秩序な病床の増加のコントロール等を目的としておる地域医療計画を策定することを中心としておるわけでございまして、御指摘のように医療供給面での国庫負担削減を目的とするものではございません。
○柄谷道一君 総理の公的諮問機関であります社会保障制度審議会が、昭和四十六年九月、公費負担医療の分野拡大と医療保険の位置づけの明確化、健康管理施策の充実拡大、医療供給面の整備と改革など六項目にわたる抜本改正の意見を総理に提示したこと、及び、四十五年十月の意見書提出に引き続き、厚生大臣の諮問機関である社会保険審議会が、健康管理体制に対する行政機能の一貫した体系化、医療供給体制の体系的整備など同じく六項目
最大の施策というのは、病気を少なくすること、予防等によって病気を少なくすること、これが一番基本であると思いますけれども、そういったことでありますとか、あるいは医療担当者なり国民の方々にコスト意識を持っていただく、それから診療報酬の合理化を図る、あるいは医療供給面での対策についてもいろいろ考えていく、そういうようないろんな対策というものを組み合わせた形で進めることによって、医療費の伸びというものをできるだけ
そのほかに、医学の進歩による医療の高度化でありますとか、あるいは薬学の進歩、新薬の開発、そういった要素もございますし、それから医師なり病院のベッド数の増加、そういった医療供給面の変化もあろうかと思います。
以上、数点にわたって本案に対する反対の理由を申し述べてまいりましたが、このほか給付面で出産に伴う給付の現物給付化の問題、医療供給面で救急、夜間・休日、僻地医療等についても解決を迫られている問題が山積していることを指摘するところであります。
○安恒良一君 私がきょう聞いているのは、医療費のむだ排除の観点から考えられる医療供給面を聞いていますから、これからもそういう点で……。 そこで、いまいろいろなことを言われましたが、私は、一つの問題として、これはやはりたとえば病院と診療所の機能分化ということも考えなきゃならぬのじゃないか。
そこで、やむを得ませんから私は少し聞いていきたいと思いますが、医療費のむだ排除について考えられる事項の第一項として、私は医療供給面にあると思いますが、医療供給面であなたがいまどういう点を是正しようとされるのか、どうしようとされるか、医療供給面についての考え方を聞かしてください。
そういうことではなしに、やはり医療供給面についても、十四項目あるのだが、足りない点はたくさんあるけれども、そういう点を一つ一つあくまで出して、国民的な合意を得たならば、私はできないことはないと思う。医者一人一人に聞いたら、私の意見に賛成の人はいっぱいいる。 それでもう一つは、よく議論になるのですが、医師法の十九条に医師の応招義務というのがある。これはやはり医療の公共性の本質から来ているのです。
○平石委員 看護体制の強化の問題では、やはり医療供給面から、この二・八制の問題も人事院の勧告で出ておりますし、これも早く整備をしていただかなければならぬ。そういうことを整備することが、付添看護人がだんだんと解消していく一つの手だてになってくる。
御案内のとおり現行制度のもとでは、一方では、先ほどるる出ておりますように、三時間待って三分診療という現状があり、他方においては、三千地区にも及ぶ無医地区の存在など、医療供給面での極端なアンバランスの問題、また看護婦不足など医療担当者の慢性的な人材難も著しく、かつ、予防からリハビリテーションに至る一貫した医療保障が確立されていないなど、多くの問題が山積いたしております。
○大原分科員 いま健康保険の審議を通じまして、医療供給面の抜本改革ということが議論になっているわけですね。それで、その中で問題は、私は、前も議論したことがあるのですが、医療担当者を、国民の医療需要に応じて医療の保障の機会均等をはかる、こういう観点でどのように安定的に供給するか、安定的に養成するか、こういう問題は非常に大きな問題ですね。
であるのに、その特別会計の規定を通じて本法における保険法の運営の基本にかかわる、いままで議論がございましたことで明らかなように、赤字基調の問題、そういう問題につきまして財政面からワクをはめて、そして政府が抜本改正あるいは医療供給面の改正等総合的な改革が必要である。
すなわち、医療供給面だけを見ても、不足している医療機関や医師をはじめ医療関係従事者の養成にどれほどの熱意と努力を示されたのか、ほとんどその見るべき施策がありません。 巨大な産業社会をささえ、経済大国といわれる今日の日本を築き上げてきた国民に対し、いま報いられているものは、過度の疲労と病気による恐怖以外の何ものでもありません。